記事録:イタリアでの大騒動

Mayuko Sasaki

1月15日のインターナショナルNYタイムズに、”Fee for biodegradable plastic bags causes outrage in Italy”という記事が掲載されていました。なんでも、イタリアでこの1月1日から生分解性プラスチックバッグの使用を義務化したところ、国中で大騒ぎになっているそう。

イタリアの政治家は、果物や野菜、パンなどにプラスチックバッグを使うことを禁じて、代わりに生分解性でコンポスト可能なものを使うように決めた法を制定したそうです。また、新しいバッグは無償ではなく、その金額1〜3ユーロセント(1.3〜4円くらい)をかならずレシートに印字して徴収するよう定め、これを守らなかった小売店には罰金を課すことに決めたとのこと。

今、これに対してイタリア中のお店やスーパーマーケットが反発していて、その勢いがすごく、3月4日にむかえる選挙に影響が出そうなほどという。

NYタイムズによると、イタリアでは、収入の半分が税金でとられているそうで、それを考えても国民にとって、このバッグの値段が問題なのではないのではないかと疑問を投げかけています。取材先の、ローマの中心地にあるお店の店主、レオナルド・マッシーモさんは、「そんなの(お客さんから)もらえないよ! 俺のやり方を無理やり変えようったってムダ。罰金をとりたかったら来ればいい、でも俺たちにはこんなやりかた我慢できないんだ。」と言っています。

多くの人をこれほどまでに怒らせた政府のこの進め方、なぜこうなってしまったのでしょう。(イタリア国民が、生分解性プラスチックバッグを使うこと自体に怒っているようには、この記事からは感じられませんでした。)

日本や他の国がしているように、バッグを買うか買わないかを選べるようにすれば、これほどまでの波風はたたなかったでしょう。そうしなかった理由が、とても気になっています。