記事録:温暖化と雲のはなし

Mayuko Sasaki

今日のような冬の最中、朝起きたときに、あれ、少しあたたかいな? と思うと、たいてい雲が出ている。

雲をつくっている水蒸気は温暖化効果ガスと呼ばれることもあるようで、気象庁のサイトをみると、空気中の水蒸気が氷のつぶになるときに、周りに熱を放出してあたたかくなる現象や、上の方にできる厚い雲は、地表から宇宙へでてゆくはずの放射熱をとどめるはたらきがあることが解説されています。

ところで、地球の温暖化について、これからどれくらい気温があがってゆくかを計算するときにも、この『雲』を考慮するやりかたがあるそうです。昨年12月9日のNew Scientistに、“We will get roasting with shock rise in Warmng”という記事が掲載されていて知りました。

この記事によると、カリフォルニア州スタンフォード大学のパトリックブラウンらの研究では、これまでの予測にくわえて衛星データで地球の成層圏の表面からどれくらいの熱が逃げているかを計算したり、熱帯地方のような場所での、地域的な気温変化を雲のうごきを考慮して月ごとに調べ、それを長期的な変化に応用したそう。

雲のなにをどう計算に加えるのか、個人的に少し調べてみたものの、むずかしく、くわしいことはまだよく理解できていない。ただ、ブラウンたちが行った、地域的な、月ごとという短い期間の雲の情報などを足してから計算した長期的な分析結果は、これまでIPCCで発表してきたデータよりも精度が高いものとなったという。そして、温暖化はこれまでの予測よりも、より進んでしまうだろうという結果がでた。

冬に雲が出ると、あたたかくてすこし嬉しいものだ。でもこのニュースを知って、雲をみると、これからの地球の変化を想像してしまい、こころが落ち着かなくなった。