この星に生きる

Hikaru Sasaki

あけましておめでとうございます。
みなさまにとって新しい年が、おだやかであたたかなものとなりますように。

といのきの前身セセンシトカでは、毎年「この星に生きる」というテーマを年始に掲げてきました。といのきとなった今年も、それを引継ぎました。

「この星に生きる」とは、「いつでも、いま・ここ、を越えた想像力を持とう」ということを意味しています。

生きるということは、いつでも「いま、ここ」と結びついているものです。
あらゆる生きものは圧倒的に「いま、ここ」に生きている。

けれど同時に「いま、ここ」の世界は、「いま」だけでないはるか昔からの時間や、「ここ」からでは見えない大きな自然の営みによって成り立ってもいます。

ことさら人間の現代的生活は、物質的にも精神的にも「いま、ここ」だけでは成立せず、どこか遠くの土地、ときには地球の裏側の「生きる」によっても支えられているのが実情です。

どんな生きものにとっても、また人間にとっては格別に、「いま、ここ」に生きることは、いつでも「この星に生きる」ことでもあるわけです。
ぼくたちは、それをひとつながりに探求し、その物語をかたちに紡いでゆきたい。

まずなにより目の前の世界に全身で向きあい、しかしそれと同じほどに、はるかな過去や未来のこと、遠くに見える山々から水平線のかなたのいとなみまでなみなみと思い描く想像力を持って、今年も一歩ずつ進んでゆきたいと思います。

今年も、この星のどこかでお会いしましょう。ぜひ、どうぞよろしくお願いいたします。